ゾウがいなくなる時

2021年7月30日にアフリカゾウのアイ♀が亡くなっているのが発見されました。多摩動物公園から繁殖のため、広島市安佐動物公園のタカ♂のもとへ2011年に移動して10年。39才でした。ここでは子供を産んでいません。

アイには多摩動物公園で産んだマオ♀がいます。マオは2006年に繁殖のため、盛岡市動物公園のたろう♂の元へ移動しましたが、たろうは2018年11月29日に28才で亡くなっています。

その他アジアゾウも含めて、ここ数年で何頭ものゾウがなくなりました。

アジアゾウアフリカゾウの繁殖は難しく、日本で成功して生きている例は1桁です。

また、アジアゾウなら60〜80才くらいの寿命のはず、アフリカゾウでも繁殖相手として活躍するのは50才以上の♂のはずなのに、動物園のゾウは多くが30代くらいで亡くなってしまいます。

娯楽目的でゾウを生息地から連れて来なくても良いとは思いますが、ワシントン条約などがあり海外から導入することも難しいです。

自分の子までは動物園でゾウが見られたけれど、孫の時代にはいなくなっているかもしれません。